今回のリフォームは、
和室の天井に壁紙クロスを貼るDIY費用の相場と施工手順をご紹介します。
和室の天井に壁紙クロスを貼るDIY費用の相場は?
DIYの相場
最安値で、4万円〜が相場と思います。
6畳の大きさを基準としています。
※材料費だけの計算
必要な材料
・上貼り用4mm合板ベニヤ
4mm×910mm×1820mm 合板ベニヤ
6枚(6畳=6枚)
・生のり付き壁紙
生のり付き 壁紙 木目柄 壁紙15m+施工道具7点セット
※必要な長さ分を用意する必要があります。
今回は木目柄とします。
必要な工具
DIYの内容
工事仕様の一例:
(例)和室の天井が『目透かし天井』の場合で、直接壁紙クロスを貼ることが出来ない為、上(上貼り)からベニヤ合板を貼り、壁紙クロスを貼れるように処理します。
4mm(合板ベニヤ)+ 壁紙クロス = が仕上がりします。
一般的に多い和室の天井は『目透かし天井』です。
この『目透かし天井』は1枚約445mm×約3630mmの木目調の板を端から順番に貼り合わせています。
その貼り合わせる時に薄い板を挟んで板を動かないようにしています。
その薄い板が天井より上になって凹んでいるので、このままだと天井にクロスを貼ることができません。
この段差を無くすために、4mm合板ベニヤを全面に貼る必要があります。
内装業者によっては、
この隙間をパテで仕上げて壁紙クロスを貼る場合もありますが、
この場合あまりにもパテ処理が大変になってしまう為、4mm合板ベニヤを貼るという木工事をする場合がよくあります。
必要な合板ベニヤの枚数は、
910mm×1820mmの合板ベニヤであれば、畳の数と同じ枚数です。
DIYの施工手順
1. 合板ベニヤのサイズをカットする
作業で手をケガする恐れがあるので手袋は必ず着用しましょう。
『目透かし天井』に4mm合板ベニヤを貼ります。
まず、はじめに合板ベニヤのサイズをカットします。
両端の多少の隙間(1mm〜3mm)程度なら簡単にパテ処理ができるので、隙間があっても大丈夫です。
2. カットしたベニヤを壁に貼る
木工ボンドを合板ベニヤの裏全体にたっぷり塗り、
コンプレッサーを使いエアタッカーで合板ベニヤを止めます。
本当は満遍なく全体に塗るのがいいのですが、それだとあまりにも木工ボンドを使い過ぎてしまうので、
ポイントとしてエアタッカーを合板ベニヤに対して垂直に打つのではなく、
エアタッカーを斜めして刃を打つと良いです。
理由としては、木工ボンドの効きが弱くてもタッカーの刃が斜めに食い込んでいれば合板ベニヤが剥がれてくる可能性は低いからです。
タッカーの刃が合板ベニヤよりはみ出てしまっていると壁紙クロスにそのままの形で出てしまうので、しっかりベニヤより中に入るようにしましょう。
はみ出てしまった場合は、金槌で叩いて合板ベニヤよりはみ出ないようにします。
3. はみ出た木工ボンドを拭き取る
はみ出た木工ボンドを拭き取ります。
木工ボンドを拭き取る時は、雑巾やボロ切れを水拭きします。
木工ボンドは水性なので、水拭きすれば拭き取ることが出来ます。
4. 端の隙間や凹んだ箇所にパテをする
パテ処理は、壁紙クロスを真っ直ぐ貼るために行う作業です。
この作業をしないと、壁紙クロスが凹んでしまったり上手に貼れなかったりします。
サイズをカットした合板ベニヤの端の隙間や、ベニヤより凹んだエアタッカーの刃の箇所にパテ処理をします。
わかりづらいので、石膏ボードの時のパテ処理をご覧ください。
繋ぎ目やビスなどで壁となる部分より凹んでいる箇所にパテ処理をします。
右の画像のように白くなっている部分がパテ処理をして壁紙クロスを貼っても真っ直ぐに仕上がります。
5. 壁紙クロスを貼る
注意点として、貼り直しはしないように心がけましょう。
生のり付きの壁紙クロスは一度貼ってから剥がしても、再度貼れる状態ではありますが、なるべく一発勝負で仕上げるようにしましょう。
こちらの材料は、木目柄がはっきりとしているので、貼り方に気をつけてください。
端っこはパテベラをあてて、パテベラより外側でカットするようにします。
6. 壁紙クロスの繋ぎ目はローラーを使う
壁紙クロスの繋ぎ目がある場合は壁紙クロスを貼り合わせてローラーで処理をします。
ローラー処理をしないと、繋ぎ目から剥がれてきてしまうので必ず繋ぎ目はローラー処理をしましょう。
和室の天井に壁紙クロスを貼るDIYは難しい?
基本的に木工事と内装工事の作業です。
- 脚立に乗っての危険な作業ですので、DIYではおすすめしません。
- 木目調の壁紙クロスの繋ぎ目は難しいです。
- 電線や報知器など専門的な処理も必要な場合があるのでプロに任せることをおすすめします。
やはり経験を積んだ建築のプロの作業なのでDIYに自信のある方でも難しく感じることもあるでしょう。
リフォーム業者に相談すれば最寄の職人さんを紹介してくれます。
見積もりも分かりやすい内容で、さほどの差はありませんのでプロに任せたほうが手早く安心です。
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まとめ
最後までご覧いただきありがとうございます。
DIY費用は状況や環境によって異なります。
本記事は、DIY費用の相場として考えていただきますと幸いです。
リフォームで快適な住まいを。