大工さんって釘をくわえているイメージってありますよね?
でもそれって昔からのイメージで実際に釘をくわえている大工さんを見たことが無かったりしませんか?
確かに見ないなー
建築現場の目線からしても、釘をくわえながら作業している大工さんは減ってきています。
ちなみに私もくわえません。
その理由をみていきましょう!
釘を使うことが減った
昔のように木造の建築は全て手打ちの釘。という方が時代遅れです。
新築の現場では、エアーコンプレッサーで釘を打つ工具が主流となっています。
新築現場の近くを通ると「プシュプシュ」と音がしているのを聞いたことがありませんか?
動画を見ていただければわかりますが、手で釘を打つ何倍もの速さで釘を打っていますよね。
これだと手で釘を打つことも減るのがわかります。
それともう一つが、電動ドライバーです。
ネジ(ビス)止めする方が効率も良く頑丈に仕上がるので殆ど釘を打つことがありません。
ネジをくわえるとネジ山の部分で唇や舌を切ってしまう恐れもあるので、口にくわえる方はいません。
釘が汚いから
単純に口に釘を入れるのって汚いですよね。
作業効率がいいから、口に入れていた大工さんがたくさんいたことと思いますが、
作業中に色々な箇所を工事したりするわけですし、誰が触った後の釘なのかわからないですし。
危ない
単純に危ないからくわえなくなった。という大工さんが多いです。
釘を口でくわえてる時に何かの拍子に口元をぶつけてしまったりした時には口の中が血だらけになってしまいますよね。
さらに口の中に入れている場合は、飲み込んでしまう恐れもあります。
実際に釘を飲み込んでしまった。という大工さんもいるんですよ…
マスクしていてくわえられない
作業中でも、もちろんマスクをしているので釘はくわえられませんよね。
そもそもなんで釘を咥えるの?
作業効率が良い
1番の理由は作業効率が良くなるからです。
腰袋に入れた釘を取る手間や動作時間などが格段と良くなります。
実際にやってみるとわかりますが、釘を打つ場所は目の高さだとすると、
釘を口から取るのと、腰袋から取るのでは全然効率の差が違うことがわかると思います。
釘が錆びて抜けにくくなる
釘が錆びて抜けにくくなると聞いたことはありますよね。
実際のところ、口にくわえた釘とくわえていない釘の差を見比べたことはありませんが、
錆びている釘は確かに抜けにくくなります。
解体作業をしていると感じますが、真新しい釘はバールで抜く際にスルスルと引っこ抜けます。
錆びているとやはり抜けにくいな。と感じます。
ただ、それが口にくわえた釘かくわえていない釘かはわかりませんし、材木自体も季節や気候によって水を含んできますのでいずれは錆びてきます。
もしかすると後付けの理由の「都市伝説」のような話なのかもしれません。
まとめ|釘をくわえている大工さんは少ない
最後までご覧いただきありがとうございます。
釘をくわえる行為は作業効率を良くする為だったとはいえ、口がついた釘が使われているのも正直嫌な方もいらっしゃいますよね。
最近の大工さんはあまりいませんのでご安心くださいませ。