本記事は、
実際に行ったリフォーム工事の内容をご紹介します。
上階ベランダからの漏水によりベランダ防水と天井張り替え工事
現場写真ですのでわかりづらいかもしれませんが、天井を壊して下から上階のベランダの下部を移した写真になります。
ジプトーンが剥がれているところから漏水があったようです。
原因は、上階にベランダからの漏水。
建物自体が築45年くらいでしょうか。
今まで一度も漏水しなかったのが、不思議なくらい天井を空けてビックリしました。
根太に対して、鉄板を敷いて上からモルタルを流し固めた施工になっていました。
現代ではこのような施工はしません。
鉄板の下に圧縮材のようなのが敷いてありましたが、すでにボロボロになっていて根太の無いところは垂れ下がっていました。
もちろん、防水処理はされてあったものの、下地がもろくなり、防水層が切れてしまったのが漏水の原因でしょうか。
どうしても古くなってくると予期せぬ漏水などが起こってきてしまうので、ベランダなどの防水はや外壁塗装は定期的に行うことをオススメします。
天井の張り替え工事開始
ジプトーンは剥がすと下地が見えてきます。
今回施工されていたのは、ぬきのような材料で下地が組まれていました。
下地はまだ生きているので、このまま下地を利用します。
足りない部分は補充、補強します。
古い建物の場合は釘が打たれていますが、釘は抜けてきたりしてしまうので、全てにビスを打ち直します
それと、ジプトーンはノリ付けし、釘打ちだったので剥がした時のノリの後(ボンドとジプトーンがくっついた後)はノミやスクレーパーなどでしっかり削り、下地を真っ直ぐにします。
実は天井を剥がした時にはすでに上階ベランダからの漏水と確定していたので、1ヶ月前くらいに上階ベランダの新規防水処理は終了しています。
漏水が無いことを確認した上、新規天井の施工処理を行いました。
プラスターボードを貼る時は、慣れた職人さんでしたら、1人で持ち上げながら貼ることができますが、そうでない方は危険ですので絶対にやらないようにしましょう。
それと、ビスで下地に留める場合、プラスターボードからビス頭が出ないようにすることが鉄則です。
ビス頭が出ていると、クロスを貼った後に形が出てしまう場合があります。
これはクロス屋さんが処理してくれますが、あまりにも多くビス頭が出ていたりすると、
クロス屋さんも気づかなかったりするので、しっかりプラスターボードを貼る際に処理しましょう。
プラスターボードの繋ぎ目とビス頭にはパテ(穴埋め)処理を行い、平らにしてからクロスを貼ります。
キレイに仕上がりましたね!