「最近、夜中に天井裏でガサガサ音がする…」
「屋根の隙間に鳥が入り込んでいるのを見かけた」
もし心当たりがあるなら、それは住まいの大ピンチかもしれません。
家には人間だけでなく、ハクビシンやネズミ、鳥といった野生生物にとっても「住み心地の良い場所」がたくさんあります。
🔨こんにちは、「はんぶん大工」です!
都内在住、12歳・8歳・0歳の3児のパパをやっています。
普段は現役の大工として現場に立ちながら、第二種電気工事士やリペア技術を磨く「ハイブリッドな多能工」を目指しています。
材料ばかりが高騰して、現場で汗を流す職人の単価が上がらない今の時代。AIには絶対に真似できない人間の手仕事だからこそ、自らの価値を高めて単価を上げる!それが私の挑戦です。
最近はキッチンでも腕を振るっており、家族の「美味しい!」をエネルギー源に、今日も現場と育児のミッションを全力クリアしていきます!
今回は、古いお宅の外壁塗装のタイミングでご依頼いただいた、「屋根下の上げ裏(軒天)と母屋の隙間を塞ぐ工事」について解説します。
衝撃!手がすっぽり入る隙間が招く悲劇
今回の現場を見て、まず驚いたのがこの隙間です。

ご覧の通り、大人の手がすっぽり入ってしまうほどの隙間が開いていました。
古いお宅では珍しくない光景ですが、ここが害獣たちの「メインゲート(玄関)」になっていたのです。
なぜ隙間が空いているのか?

昔の建築では、通気性や構造上の都合で意図的に隙間が設けられていたり、経年劣化による家全体の歪みで隙間が広がってしまったりすることがあります。
しかし、現代においてこれだけの隙間があることは、害獣被害のリスクを極限まで高めてしまいます。
過去に見た「ハクビシン被害」の凄惨な現場
私は以前、実際にハクビシンが棲みついてしまったお宅のリフォームを担当したことがありますが、その状況はまさに「地獄」でした…。
ハクビシンやネズミが棲みつくと、以下のような被害が発生します。
| 被害項目 | 具体的な状況 |
| 糞尿被害 | 天井裏が「トイレ」になり、大量の糞や毛が蓄積される。 |
| 建材の腐食 | 尿が天井材まで染み出し、クロスに黄色い跡が染み出してくる。最悪の場合、天井が抜ける。 |
| 衛生被害 | 毛やダニ、ノミが繁殖。強烈なアンモニア臭が家全体に漂う。 |
| 断熱材の破壊 | 冬場、暖かい断熱材をちぎって寝床にされ、断熱性能が著しく低下する。 |
動物たちは人間の苦労などお構いなしです。一度「ここは安全で暖かい」と認識されると、そこで繁殖し、代々住み着かれることさえあります。
【重要】隙間を塞ぐ前に!まずは「プロの駆除」が鉄則
ここで最も重要なポイントをお伝えします。
「隙間があるから今すぐ塞ごう!」と考えるのは非常に危険です。
もし、既に中に生き物がいる状態で塞いでしまったらどうなるでしょうか?
中で動物が逃げられなくなり、そのまま餓死して腐敗…。想像するだけで恐ろしい事態になります。また、屋根裏に赤ちゃんを産んでいる可能性もあり、素人判断での封鎖はリスクしかありません。
失敗しないための「3ステップ」
- プロによる駆除・追い出し:まずは専門業者に依頼し、中に生き物がいないことを確認・追い出しをしてもらいます。
- 清掃・消毒:蓄積された糞尿を取り除き、菌やダニを徹底的に消毒します。
- 隙間の封鎖(今回の工事):入り口を物理的に塞ぎ、二度と入らせないようにします。
🔍 天井裏の物音が気になる方へ
自分で屋根裏に潜るのは、落下の危険や病原菌のリスクがありおすすめしません。まずは「害獣駆除のプロ」に無料調査を依頼しましょう。
※「屋根裏に何かいるかも…」と少しでも思ったら、塞ぐ前にまずはここ!
4. 【実践】隙間を塞ぐ「はんぶん大工」の補修工程
生き物がいないことを確認したら、いよいよ「はんぶん大工」の出番です。
① 板の加工とフィッティング
隙間の形状に合わせてベニヤ板を精密にカットします。単に板を当てるだけでなく、既存の構造にピッタリとはめ込むのがこだわりです。

② シーリング(コーキング)処理
板を固定した後は、端部にシーリング材(コーキング)を充填します。
これにより、小さな虫の侵入も防ぎ、かつ防水性を高めて木材の腐食を防止します。

③ 塗装仕上げ
この上から外壁塗装を行うことで、補修箇所が目立たなくなり、美観も維持できます。
愛用ツール紹介:DIYからプロ仕様まで
隙間を塞ぐ作業で活躍するアイテムをピックアップしました。
- 変成シリコン: 隙間を埋める必須アイテム。これは塗装できます。
- コーキングガン: 初心者でも使いやすい軽量タイプがおすすめ。
- マスカー: 塗装や補修時の養生に。
まとめ:棲みつかれる前に「先手」を打つ!
一度被害に遭うと、リフォーム費用だけでなく、精神的なダメージも計り知れません。
あなたの家は大丈夫?セルフチェック
- [ ] 屋根の重なり部分に数センチの隙間がある
- [ ] 軒天(上げ裏)にシミや剥がれがある
- [ ] 夜中、天井から物音がする
- [ ] 庭でハクビシンやネズミを見かけた
一つでもチェックがついたら、放置せずにプロの診断を仰ぎましょう。
信頼できるリフォーム業者を賢く選ぶには?
「隙間を塞ぎたいけど、どこに頼めばいいの?」
「屋根の上の作業だから、適正価格が分からない…」
そんな時は、複数の業者を比較できるサイトを活用するのが一番の近道です。
私は「はんぶん大工」として、一人でも多くの人に後悔のないリフォームをしてほしいと願っています。一社だけの見積もりで決めず、複数のプロから提案を受けることで、自分の家に最適な対策が見えてきますよ。